公開: 2023年3月30日
更新: 2023年4月22日
ヨーロッパの各大学だけが、大学の卒業者に対して授与できる資格が学位でした。現代の日本で言えば、「学士」の称号です。学位を取得した人は、ヨーロッパ中のどの大学でも、自分が学んだ専門に関する講義を行うことができました。当時、ヨーロッパには、チェコを含めて、40足らずの大学しかありませんでした。
学位を得るためには、学生は、基礎的な学問である、ラテン語、計算の基礎、弁論のための方法の基礎などを学んだ後、専門である哲学、法学、医学、または神学を学びました。現代の学問分野のほとんどは、哲学に分類されるものです。数学、物理学、天文学、様々な工学、経済学、などが哲学に含まれていました。